シリーズ② (46)

無意識の言葉の持つ怖さ、この言葉こそが「無意識の世界」に浸透し,強く働きかける。直接的、意識的に働きかけようとするのではなく、無意識に使っている「言葉の怖さ」を理解して、その使い方を工夫することが、一つの有効的な方法なのだ。言葉は世界を2つに分けてしまう事の怖さがある。哲学でいえば「世界を文節化」してしまう事の怖さだ。世界を2つに分けてしまう「心の機微」の怖さがある。我々が無意識に使う言葉が、意図せずして、世界をプラス世界とマイナス世界の2つに分けてしまう。【真と偽】【善と悪】【美と醜】【好きと嫌い】【優秀と劣等】といった2つの世界だ。そして、「マイナスの世界」が我々の心を無意識に支配してしまうことの怖さ、この言葉と心の間で起こる問題が、そのまま、表層意識と深層意識の間でも起こる。すなわち、表層意識が世界を2つに分けてしまうことの怖さと、その結果、マイナス世界が深層意識を支配してしまうことの怖さだ。
それは、左足でアクセルを踏んで、右足でブレーキを踏んでいることと同じだ。潜在意識の問題。潜在意識を変えられない真の理由は、表層意識が思っていることと逆のことを思う傾向があるからだ。なぜかというと、人間の心は、あたかも電気のような性質を持っている。電気はプラスとマイナスの電荷、2つ同時に発生する。心の世界も同じで、プラスの想念だけ発生するのではなく、同時にマイナスの想念も発生する。表層のところに無理やりプラスの想念を引きだすと、深層にマイナスの想念が生まれる。表層では「できる」と思っていても深層では「できない」と思っていく、その深層意識が能力の発揮や才能の開花を抑えてしまう。(続)
才能の抑圧は必ず深層意識の中で起こる。この深層意識に「否定的な想念」や「マイナスの想念」があると、人間能力は必ず抑えられ、能力を萎縮させる。避けるためには、自分の心の奥深くに、どのような想念を抱いているか?まずそれを見る。「自己限定の意識」「自分には才能がない」「自分にはできない」という自分の能力と可能性を限定してしまう深層意識だ。自分の才能を開花させたいと願うならば、自分の中に「多様な才能が眠っていること」,心の奥深くで「本当に信じているか?」それを問うべきだ。なぜなら、表層意識では「自分の才能を開花させたい」と思っていても、深層意識の世界では「自分には才能がない」「自分にはできない」と思っているならば、その深層が才能を萎縮させ、抑圧してしまうのである。(続)
2016/12/18(日) 21:43

no63:さまざまな人格①

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誰もが持っている複数の仮面(ペルソナ)、これを「表の人格」という。だれもが意識的、無意識的に「表の人格」を選んでいる。ペルソナは対人関係を円滑に進めていくための「潤滑油」であり、社会生活を適切に進めていくための知恵だ。ペルソナが硬い(表情が硬い)といろいろな問題を生みだす。一つの人格から他の人格に柔軟に切り替えることができない。回りから「不器用な人」という評価を受ける可能性がある。職場で不器用な人は,基礎体力がない事が原因、もう一つはペルソナが硬いことも原因だ。硬いペルソナが才能を抑圧する。才能とは人格の事。ペルソナが硬いと本来持っている様々な人格のうち、ペルソナ以外の多くの人格を,深層意識で抑圧してしまう。様々な人格に伴う様々な才能が開花できなくなる。どうすればいいか? 次回以降で考えたい。(続)
2016/11/29(火) 00:36

no62:人生の養生と工夫

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安田靫彦(歴史画家)の教えである。一生絵を描き続けるための「養生と工夫」。

   自分の不遇な立場を嘆くのではなく、いま自分にできることは何か、この時期にすべきことは何かを冷静に見極め、ひたすら研鑽に励む。

   自分の好きなことに生涯を通して打ち込む、養生をする。

   養生とは、無理をしない、仕事は夜にしない、自分との決めごとを守る。

   書と古美術の鑑賞を続ける。

⑤良い仕事をするために体を大切にする。

⑥義理には「小さな義理」「大きな義理」がある。大きな義理とは、妻子を養いこと、自分の絵を持っていかれる人たちの期待や要望に応えること。

⑦あまり先のことを考えてもなかなか思うようにはいかないから、まず当面のことに専念する、やがて必ず新しい道が開けてくるはずだ。

不透明な時代、企業人も学ぶべき教えである。

 

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