シリーズ② (46)

 今や自分なりの生活価値観を持ち暮らし向きを選択する時代がきた。自分なりの「生」と「活」の価値観を持って、それと一体化した暮らし向きを選択していかなくてはいけない時代になった。格差社会というが、現在のアジアの国々から比べれば、日本人の暮らしは十分に豊かだ。それを感じ取れないのは、自らどう生きていくかを選ぼうとしない価値観の「貧しさ」にあるのかもしれない。いずれにしろ「何をしたいのか、何を望むのか」ということを、まずはっきりさせる。

人が生きていくうえで「時間・空間・人間」という3つの「間」がある。間はある程度決まっている。人間は、普段顔をあわせる人は決まっているし、時間も朝起きて寝るまで、毎日決まっている。空間も職場と家という決まりきった場所の往復。多くの人は4空間(地域、家庭、職場、世界)で生きて、人生を演じている。人は時間・空間・人間の3つの間を自由にトランスファー(移行)する。では、過去からの脱却のポイントは何か、

第三に、会社のあり方そのものを見直すことである。これは第一、第二のポイントの延長線にある。ビジネスにとって会社は本来、労働による対価を得て、それを通じて社会に貢献するという立場にある。しかし、これまで多くの日本企業では官僚主義のもとで終身雇用制や年功序列賃金体系が根付き、それがひいては「会社の看板」だけをよりどころとする組織依存型の意識を生んできた。こうした現状に危機感を持ち始めた企業が能力主義、成果主義を打ち出し、社員の今ある力や客観的な実績によって報酬を決めるという動きが活性化した。これは人事にも市場原理が導入されたということである。一方、働く側も社内外にかかわらず起業家精神を発揮して新しい発想に基づく事業を始める人材が今後一段と増えてくる。

今もっとも目覚ましい普及と遂げているのが、高性能携帯端末とソーシャルメディアネットワークである。これらは、もはや企業において必需品で、家庭へも普及している。それらの多くがネットワークに接続されている。情報の加工のための道具ばかりでなくコミュニケーションツールとしての役割が明確になってきた。企業の情報化にとって肝心なのは、これらの新しい情報ツールに共通する分散処理の利点をどう活かすかだ。3つのポイントがある。第一に、機能分散型組織への移行である。

一度、今自分のできる仕事を棚卸しする。自分を見直すいい機会になると思い、仕事の内容を細分化しようとしたが・・・「仕事の中身を切り分けていくにつれ、それぞれに自分の能力がどれくらいのレベルなのか、改めて客観的に考えたことがなかった」「仕事というものは一部を除いて数多くの人や社会と関係する。この連携プレーがうまくいかないと、いいものは生まれないし、ビジネスにもならない。本当に自分にその裁量がるのか」・・・仕事の棚卸とは、客観的に自己を分析し、自らを鍛え続けながら、次の仕事のプランニングを積極的に行っていくという姿勢である。さらにもう一つ大事なことは、自分の仕事を取巻く環境、及び仕事そのものの進め方における変化や今後の方向をしっかりとらえるアンテナと、その動きを先取りするくらいの行動を持っているかどうかである。

第一ステージは「フォーミング(形成期)」。チームは同じ共通目的と目標のもと結成される。最初はお互いよく知らず何をするかわからない。与えられた目標に向かって行動し、一見穏やか。
第二ステージは「ストーミング(混乱期)」。コミュニケーション量が増え、本音が出始める。メンバーは自己主張、人々は対立、衝突を繰り返す。チームは迷走を始める。不穏な雰囲気も漂い、ストレスを感じる。
第三ステージは「ノーミング(規範期)」。個人の役割とチームの決まりごとが明確になり、目的や目標を設定するようになる。
第四ステージは「達成期」。成功体験が共有され「このチームだったら何でもできる」と確認が生まれる。チーム能力が発揮でき、成果が生まれる。そして目標を達成したチームは「解散」となる。

 これは「タックマンモデル」と言われ成長過程を分かりやすく表現している。これに対し、人間の成長過程の5年間について。最初の1年目は野原の「」といわれ、自由に野原を走り回っていろいろなことを体験する期間をいう。新入社員に「君たちは将来のわが社を支える大事な人材、リスクを恐れず自由な発想で取り組んでほしい」(一見穏やか)などと話す上司もいるはずだ。これが社会人1年生。2年目になると会社には規則があることを知る期間。コンプライアンス、セクハラ、パワハラなど厳しく処罰されこともある。これを社内の規則に従うということで「」という。「いつもでも新入社員では使いものにならないぞ」「現実は泥臭い仕事をこなすことだ」などと言われ「ストレスを感じてくる」。ここから会社人間を目指すようになる。3年目は、「石の上にも3年」というように、自分の仕事の役割がわかってくる期間。仕事に通じるから「」という。「わが社は」「弊社は」と会社中心になる。そして、4年目は「君も一人前の人間になったな」と褒められる期間。会社として外でも使えるということで人物の「」という。これをタックマンモデルに当てはめると、形成期=野、混乱期=従、規範期=通、達成期=物、となる。タックマンモデルはここで「解散」となるが、人の成長過程では5年目が一番大事な期間としてとらえている。それは「未来を創造するインスピレーションがわき出る時期」と言って「未来」の「来」という。つまり、達成感を持った人間は次世代に対して自らの経験、体験をわかりやすいメッセージで伝え、それを次世代の人間と協力し合いながら新しい社会を創りあげていくことが「未来を創る」ということだと思う。

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