シリーズ② (46)

第一ステージは「フォーミング(形成期)」。チームは同じ共通目的と目標のもと結成される。最初はお互いよく知らず何をするかわからない。与えられた目標に向かって行動し、一見穏やか。
第二ステージは「ストーミング(混乱期)」。コミュニケーション量が増え、本音が出始める。メンバーは自己主張、人々は対立、衝突を繰り返す。チームは迷走を始める。不穏な雰囲気も漂い、ストレスを感じる。
第三ステージは「ノーミング(規範期)」。個人の役割とチームの決まりごとが明確になり、目的や目標を設定するようになる。
第四ステージは「達成期」。成功体験が共有され「このチームだったら何でもできる」と確認が生まれる。チーム能力が発揮でき、成果が生まれる。そして目標を達成したチームは「解散」となる。

 これは「タックマンモデル」と言われ成長過程を分かりやすく表現している。これに対し、人間の成長過程の5年間について。最初の1年目は野原の「」といわれ、自由に野原を走り回っていろいろなことを体験する期間をいう。新入社員に「君たちは将来のわが社を支える大事な人材、リスクを恐れず自由な発想で取り組んでほしい」(一見穏やか)などと話す上司もいるはずだ。これが社会人1年生。2年目になると会社には規則があることを知る期間。コンプライアンス、セクハラ、パワハラなど厳しく処罰されこともある。これを社内の規則に従うということで「」という。「いつもでも新入社員では使いものにならないぞ」「現実は泥臭い仕事をこなすことだ」などと言われ「ストレスを感じてくる」。ここから会社人間を目指すようになる。3年目は、「石の上にも3年」というように、自分の仕事の役割がわかってくる期間。仕事に通じるから「」という。「わが社は」「弊社は」と会社中心になる。そして、4年目は「君も一人前の人間になったな」と褒められる期間。会社として外でも使えるということで人物の「」という。これをタックマンモデルに当てはめると、形成期=野、混乱期=従、規範期=通、達成期=物、となる。タックマンモデルはここで「解散」となるが、人の成長過程では5年目が一番大事な期間としてとらえている。それは「未来を創造するインスピレーションがわき出る時期」と言って「未来」の「来」という。つまり、達成感を持った人間は次世代に対して自らの経験、体験をわかりやすいメッセージで伝え、それを次世代の人間と協力し合いながら新しい社会を創りあげていくことが「未来を創る」ということだと思う。

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