Gridコンサルタントの視点 (32)

アジア経済は今もなお、急成長を続けている。しかし、経済急成長の裏には、いろいろな問題が潜んでいる。環境や資源は有限であること、また、この成長が持続可能かという問題も懸念されている。

グリーンファイナンスに関する会議がアジアで開催されたり、グリーンボンドの発行額が順調に伸びていたり、アジア各国でグリーンファイナンスに対する注目度は確実に上がってきている。

BRINK ASIAのアンケート結果を通して、現在のアジアにおけるグリーンファイナンスの課題点が浮き彫りになった。資金調達の規模拡大の問題について、投資家の需要欠如というよりも、環境データや投資プロジェクトの不足を指摘する声が大きかった。

What Is the Biggest Challenge of Scaling Up Financing for Green Projects?

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出典:BRINK ASIA「Green Finance in Asia: The Public-Sector Push(2018年6月4日掲載)より引用

今後、アジアのグリーンファイナンス市場が順調に成長して行くには、政府のサポートが必要不可欠だ。なぜならば、同市場への関心は高まりつつあるが、今後の成長に未だ懐疑的だという意見が多くを占めているからだ。政府がどのような形でサポートできるのかが、今後の焦点になってくるであろう。

政府は規制強化ももちろん検討すべき項目ではあるが、税制の優遇措置などのベネフィットをまず強調する事が、グリーンファイナンス成長の後押しに繋がるであろう。

http://www.brinknews.com/asia/green-finance-in-asia-the-public-sector-push/
イルカといえば、水族館でも人気の高い動物だというイメージをお持ちの方も多いであろう。

そのイルカやシロイルカのいる水族館には行かないでほしいという意見が、いま、韓国で提起されている。巨体のイルカを狭い所に押し込んでいて、かわいそうだから?というのは、素人でもわかる話であるが、それ以上に深刻な問題が潜んでいた。

それは、イルカの特性である。イルカは、季節に応じて移動する。北極海から日本海付近までと、移動範囲は広い。シロイルカは一見、動きが遅く見えるが、移動する時は勢いよく泳ぐ特性も持っている。しかし、水槽内では、すぐ壁にぶち当たる。まっすぐ進む本能を持っているのに進めないため、ぐるぐる回るしかできない。このような環境下でイルカは多大なストレスを受ける。

また、イルカは超音波を発して、その反動で餌を捕獲したり、障害物を避けたりする習性があり、コンクリートで固められた水槽に入れられると、ずっと反響する音を聞かなければならず、耳の病気にもなるそうだ。

さらに、イルカの知能が高いことは皆、知っていることであろう。知能が高いがゆえに、そのストレスは計り知れない。

我々は、専門家でないにしろ、動物の特性を知るに十分な情報を得る手段がある。インターネットで検索しても簡単にわかる問題である。しかし、人間は勝手な生き物で、可愛いから見てみたいという願望があるため、イルカを自然界に戻そうという意見に反対する人が未だ多く存在する。

ある学者は言った。イルカが見たければ、イルカが住んでいるところへ出向きなさいと。

人間は自らの権利を主張し、様々な運動を繰り広げる。動物たちはそのような運動はできないが、人間がそれに配慮することは可能であろう。自分の権利だけで主張するのではなく、地球全体に対する配慮があれば、現在、我々が抱えている問題は減少していくのではないかと考える。
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