Wednesday, 29 May 2019 22:39

TCFDコンソーシアム設立総会参加報告

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TCFDは、2017年にG20財務大臣及び中央銀行総裁の意向を受け金融安定理事会(FSB)が公表した、気候変動に関連する企業の財務的な影響を開示する取り組みを推奨する提言である。このTCFDへの賛同を表明した日本の機関は2019年5月27日づけで162機関となり、数の上では世界第一位となった。これは、経済産業省、環境省、金融庁がオブザーバーとなり民間主導で発足した日本の「TCFDコンソーシアム」設立総会で発表された数字だ。コンソーシアムは、一橋大学大学院・伊藤邦雄特任教授を始め、中西宏明・日本経済団体連合会会長、髙島誠・全国銀行協会会長、垣内威彦・三菱商事代表取締役社長、隅修三・東京海上ホールディングス取締役会長の5人が発起人となり、企業の効果的な情報開示や、開示された情報を金融機関等の適切な投資判断に繋げるための取り組みについて議論する場となる。

今後は、総会、企画委員会、情報開示ワーキンググループ、情報活用ワーキンググループの4つの構成で議論が進められる。非会員向けには、アウトリーチイベントが企画される。
設立総会では、発起人の産業界、金融界代表者や、世耕経産大臣、原田環境大臣、田中内閣府金融担当副大臣からのスピーチのほか、GPIF水野理事兼CIOの基調講演、金融庁池田チーフ・サステナブルファイナンス・オフィサーからの概要説明などが続いた。
フォトセッションでは、当日参加した全加盟機関代表者と3省庁政務による写真撮影が行われた。
集合写真2
(写真1:フォトセッションは2回に分けて撮影された。写真は弊社代表者が参加したグループ。)

日本の特徴は、非金融業界からの賛同社数が162機関中106社と過半数を占めている点だ。コンソーシアムも発足したばかりで、内容や実態は現時点で白紙ではあるものの、企業による自発的な動きとしてシナリオ分析に取り組むことが進展するならば、本来あるべき姿を示すことにもなり得るだろう。

株式会社グリッド&ファイナンス·アドバイザーズは、2019年3月にTCFDに賛同し本コンソーシアムへも加盟しました。これまでにPRI(責任投資原則)への署名、JCI(気候変動イニシアティブ)への賛同など、サステナブルな社会の実現に貢献することを目指してまいりましたが、今般、TCFDコンソーシアムにも加盟することで、今後もサステナブルな社会の実現に向けた動きに積極的に参加していく所存です。
会場写真3
(写真2)

参考資料:
https://www.env.go.jp/press/106805.html
https://www.fsa.go.jp/news/30/sonota/20190521.html
https://www.meti.go.jp/press/2019/05/20190521003/20190521003.html